コーヒーブレイク
コーヒーブレイクの飲み物はコーヒーか紅茶が選べる。ボクはコーヒー、もうひとりの男性・Kさんはハーブティーを頼んだ。プラス200円で、日替わりのお菓子が付くということなのでお菓子もお願いした。
コーヒーとブラウニー
今日のお菓子は、そらはなの代表・長野さん手作りの自家製くるみ入りブラウニー。サイフォンでていねいに淹れてくれたコーヒー。まごころ込めて作ったくるみ入りブラウニー。どちらも長野さんの愛情を感じるおいしいコーヒーとお菓子だった。
ミニ演奏会
コーヒーブレイクを利用して、ミニ演奏会が行なわれた。曲は三曲。一曲目は、ジャズのスタンダードナンバー「素敵なあなた」。二曲目はモーツァルトの「トルコ行進曲」。三曲目はドヴォルザークの「家路」。「家路」はKさんのお気に入りの曲らしく、子守歌を聴いている赤子のように目をとじ、うっとりと聴き入っている。オルガニート(R)のやさしい音色に心が洗われるようだ。
曲カードづくりに挑戦
続いて、曲カードづくりに挑戦した。講師の武田さんが曲カードづくりの基本的なテクニックを教えてくれた。使うカードは、宇宙旅行をイメージした図柄入り。色はカラーと白黒の二種類。ボクとKさんはカラー、そらはなの代表・長野さんは白黒を選んだ。
まずは穴開け
穴開けパンチの使い方も教わった。
最初は頭であれこれ考えずに、思いのままにパンチングしてみてください。落書きするイメージで。とりあえず穴をあけてみましょう。どんな音になるのか、楽しみですね。
穴をあけてみた
武田さんの「思いのままに」「とりあえず」穴をあけてみましょう、とのアドバイスに従って、曲カードに穴をあけてみた。穴の数がちょっと少ないような気もするが、どんな音になるのか、楽しみだ。
自作のカードで演奏
受講者三人、パンチングの作業を終え、オルガニート(R) で演奏をしてみることに。まずはKさん。曲カードを差し込んで、ハンドルの回し方を教わって、演奏——。なかなかいい音色を奏でている。
続いてボク。う~ん。なんともいえない不思議な音だ。講師の武田さんは「いいですよ。幻想的で」と、ほめてくれた。さすが教え上手。
素敵な音色ですね~
三番目に長野さん。お~、ちゃんとメロディーになっているじゃありませんか。素敵な音色ですね~。長野さんは、今回がはじめてではなく、過去にも武田さんから曲カードの作り方を教えてもらったそうだ。
自作の曲カードは本のしおりに
武田さんが、今つくった曲カードのはしっこに穴をあけ、赤いリボンを通して本のしおりにしてくれた。「今日の講座の記念に本のしおりに使ってください」。うれしい。
受講者のKさんは、仕事の都合で、ここで退席。
みなさんセンスがいいので
みなさんセンスがいいので、少し長めの曲カードも作ってみませんか? と、武田さん。(ヒトをその気にさせるのがとってもお上手)。それではと、ボクと長野さんは、長めの曲カードづくりにも挑戦することになった。(オプションにつきプラス200円)
長めの曲カード作りに挑戦
武田さんから「グリッサンド」や「和音」の作り方も教えてもらったが、グリッサンドって何ですか? というボクには馬の耳に念仏。先ほどつくった曲カードと同様、思いのままに穴をあけていった。
即興幻想曲(?)の完成
思いのままに(感性にしたがって?)パンチして作った曲カードをオルガニート(R)に差し込んで演奏した。先ほど同様、不思議な音色になった。曲名は名付けて「即興幻想曲」。ショパンのようにはいかなかったが、ま、これはこれでいいか。
長野さん、いい音色ですね~
続いて長野さんが、作った曲を披露。お~、素敵なメロディーラインだ。ちゃんとした音楽になっている。ボクのつくった「即興幻想曲」とは大違いだ。長野さんが偉才の演奏家に見えてきた。
絵と音の融合
手回しオルゴール(オルガニート)の曲カードは、ポスターやカレンダーなどを利用して作ることもできる。武田さんが、日本橋のアートアクアリウムを見に行ったときに自分で撮影した写真を貼り合わせて作ったという曲カードを見せてくれた。
無地の曲カードに穴をあけ、その音色を聴いて、色や絵柄をイメージしてデザインするのもおもしろいですよ。絵と音の融合ですね。楽譜づくりに慣れてきたら、絵柄にあった音をイメージして曲を作ったりもできます。みなさんもぜひ挑戦してみてください。
最後に武田さんが、和風でやさいイメージで作曲したというオリジナル曲「令和」を連弾オルガニート(R)で演奏してくれた(演奏を動画で撮影。YouTube にアップした)。
令和|連弾オルガニート(R)演奏
本日の講座はこれにて終了
本日の手回しオルゴール講座はこれにて終了。時間は正午ちょうど。オルガニート(R)の仕組みや構造の解説にはじまって、おいしいコーヒーとお菓子をいただきながらミニ演奏会を鑑賞し、曲カードづくりにも挑戦。安らぎに包まれた1時間半だった。
講師の武田知絵美さん、コミュニティ cafe 代表の長野さん、素敵な時間と空間をアリガトー!
同時開催|アール・ブリュット展
手回しオルゴール講座の会場となった「コミュニティ cafe そらはな」では、ワタナベアート主催・アール・ブリュット展『生(き)の芸術』と題し、障害をもった子どもたち(7歳~17歳)の作品が展示されていた。