2024年11月21日。第55回越谷市民文化祭(初日と最終日)に行ってきた。会場は越谷コミュニティセンター(サンシティホール)。会場をまわって写真と動画に納めてきたので、展示作品やステージでの発表会などの様子をお伝えする。

第55回越谷市民文化祭

第54回越谷市民文化祭会場

今年で第55回目を迎えた越谷市民文化祭。市民の成果発表の場として毎年開催される(2020年は中止)。華道・工芸・絵画・書道・俳句・フラワーデザイン・郷土研究などの展示や日本舞踊や手回しオルゴールなどの発表が行なわれる。

受付

総合受付

総合受付でプログラムをいただく(プログラムは無料)。越谷市民文化祭は出品部門(展示会)と出演部門(発表会)に分かれているので、まずは出品部門から見学することにした。

生け花がお出迎え

生け花

1階パブリックホール前では、生け花が出迎えてくれた。越谷市華道協会のみなさんの作品。

絵画|家並

絵画『家並』(田島千代子)

1階パブリックホールに展示されている生け花の横に、第55回市民文化祭のポスターやパンフレットの表紙に使われている絵画「家並」が展示されていた。制作者は越谷美術協会・田島千代子さん。

出品部門

ギャラリー

出品部門の会場は、展示ホール・ギャラリー・パプリックホール・小ホールホワイエ・大ホールホワイエの5箇所。

展示ホール

展示ホールの出品は◇絵画◇郷土研究◇書◇俳句◇フラワーデザイン……。

絵画

絵画の展示

絵画は、団体と個人での出品。油彩・アクリル・クレパス・水彩・日本画・ミクストメディア・水墨画・色鉛筆・木版画……。

郷土研究|越谷市郷土研究会

郷土研究の展示

郷土研究は、越谷市郷土研究会会員による研究発表(展示)。全8編

  1. 平方の鹿島神社
  2. 将軍家鷹狩の立寄り先
  3. 越谷今昔…昭和と令和の越谷10景
  4. 下千間堀と周辺地域について
  5. 下総国葛飾郡「十丁免」と「大川戸郷」
  6. 「栄光山清浄院寺記」にみる越谷
  7. 相給村の百姓構成について
  8. 勝林寺の閻魔堂
(資料)郷土研究・展示作品紹介

資料(郷土研究・展示作品紹介)

パネルでは、各研究の概要が展示されていて、パネル前の受付に、全研究(8編)が掲載された資料(郷土研究・展示作品紹介)が置かれていたので、一冊いただいた。

関連記事

越谷市郷土研究会の展示作品については別記事で紹介しています。

書の展示

書は、越谷市書道連盟の方々と個人での出品。作品は唐詩・漢字・仮名・近代詩・調和体・詩文書・俳句……など。

俳句

俳句の展示

俳句は、越谷俳句連盟に所属している◇閏句会◇緋の会◇きたみ草……などの方々からの出品。中でも「空は海海は空なり夏来る」(首藤久枝)「声高く羽広げたる雉子かな」(磯崎幸)という句が心にとまった。

フラワーデザイン

フラワーデザインの展示

フラワーデザインは越谷市デザイン連盟の方々の作品が展示されていた。

ギャラリー

ギャラリーでの出品は写真と華道・フラワーデザインの大作。

写真

写真の展示

写真は、越谷市写真協会と越谷ファミリータウン・デジカメサークルの方々及び個人の作品。古都の䟽水橋・秋模様・秋うらら…鮮やか……。

大作|フラワーデザイン・華道

華道|大作

フラワーデザインの大作と華道。フラワーデザインは越谷市デザイン連盟。華道は越谷市華道教協会(池坊・草月流・小原流・松風花道会)の作品。

小ホールホワイエ

華道の展示|小ホールホワイエ

小ホールホワイエでの出品は華道。

華道

華道の展示

流派は、池坊・池坊宝生流・小原流・古流松草派・松風花道会・成月流華道・草月流……。

大ホールホワイエ

大ホールホワイエは工芸作品の展示と工芸体験。

大ホールホワイエ

工芸

工芸作品の展示

出品されているのは、◇革工芸◇トールペインティング◇デコバージュ◇パッチワーク◇ネオステンド・アート◇籐工芸◇水引◇創作人形・和紙人形・切手はり絵◇切り絵◇押し花◇木目込み人形◇ハワイアンキルト◇陶芸◇金工◇厚紙工芸……。

創作和紙人形

創作和紙人形

歌舞伎舞踊「神田祭」(※)に登場する鳶頭と芸者を描いた創作和紙人形。

※ 神田祭(かんだまつり)…江戸の三大祭のひとつである神田祭の情景を描いた歌舞伎舞踊(かぶきぶとう)で、鳶頭(とびがしら)と芸者の舞が見どころ(出典:JapanKnowledge)

工芸体験

工芸体験

工芸体験は◇ステンドグラスのクリスマスツリー◇かわいいピンクッション◇小さなブローチ……の制作(無料)

出演部門

出演部門の会場は大ホールと小ホールおよび第一会議室(演芸)

大ホール

合唱

大ホールは、ハワイアン・日本舞踊・ダンスムーブメント・合唱・独唱・社交ダンス・洋舞踊・和太鼓……などの発表。

小ホール

民謡

小ホールでは、民謡・民族舞踏・手回しオルゴール・ギター・フルート・ヴァイオリン・プサルタリー・ピアノ・邦楽・詩吟・演劇・相撲甚句・カラオケなどの発表。

手回しオルゴール

手回しオルゴールを演奏する武田知絵美さん

 
四日目(最終日)、小ホールで行なわれた手回しオルゴール。演奏者はオルガニート(R)奏者の武田知絵美(シーコーム〔C-comb.〕)さん。今年で10回目の出場になります。オルガニート(R)とは手回しオルゴールのこと。
 
曲目は「『光る君へ』より primavera-花降る日」(冬野ユミ)「ピアノソナタ第17番『テンペスト』第3楽章」(ベートーヴェン)「ベルサイユのばらメドレー」「黒ネコのタンゴ」(マリオ・パカーノ/編曲・C-comnb.武田知絵美)の全4曲。
 
演奏の様子は動画に収めて YouTube にアップしました(上の動画)。再生時間は約24分。

オルガニート(R)奏者・武田知絵美さん

オルガニート(R)奏者・武田知絵美さん

武田知絵美さんは越谷技博2021で手回しオルゴール講座の講師を務めました。講座の様子は本ブログの別記事にまとめてあるので、ぜひご覧ください。

後記

第55回越谷市民文化祭配付資料

じつは今回、ボクも越谷市民文化祭に「郷土研究の部」で、作品を出品した。NPO法人・越谷市郷土研究会に在籍していることもあって、「越谷今昔…昭和と令和の越谷10景」という拙稿を発表させていただいた。
 
今までは「鑑賞」する側だったが、今回は「出品者」の立場にもなった。胸を張れるような内容ではないので、正直、恥ずかしい、というのが素直な感想である。来年の越谷市民文化祭は、鑑賞するだけにしたいと思う。