越谷市谷中町の介護老人保健施設とまりや。庭先の藤棚では白藤と紫藤を愛でることができる。満開を迎えたとまりやの藤を道端から写真に収めた。
とまりやの藤棚
撮影年月日は、2025年4月21日。藤棚では満開の紫藤と白藤が競演。藤の下では牡丹が大輪の花を咲かせ、藤棚の横ではまっ白なハナミズキ、藤棚の周囲ではピンク色のオオムラサキツツジが見ごろを迎えていた。
紫藤
藤棚の八割を占めているのは紫藤(ムラサキフジ)。花房も長く見応えじゅうぶん。藤棚に近づくと甘い香りがただよってきた。
花の香りに誘われたクマバチたちが、垂れ下がった藤花の間を忙しそうに飛び回っている。藤とクマバチ。相思相愛の仲をじゃましないように藤棚から離れた。
白藤
白藤は二割程度だが、まっ白な白藤はじつに上品。ダルマフジなので、花はずんぐりして短い。
紫藤と白藤
紫藤と白藤の競演も見事。白と紫の色合いはなんとも気品にあふれている。平安貴族のような雰囲気だ。
牡丹
藤棚の下では薄紅藤(うすべにふじ)の牡丹(ぼたん)が大輪の花を咲かせていた。優雅な藤に対して力強さを感じる。
花水木
藤棚の横では、満開を迎えた花水木(ハナミズキ)が存在感を示していた。白い花は白藤に負けじと劣らぬ美しさ。
ツツジ
藤棚の周囲では、薄紅色のオオムラサキツツジ(大紫躑躅)が咲きはじめていた。ツツジ越しに見る藤棚とハナミズキ。薄紅色・紫・白の競演が艶(あで)やか。
藤棚|2025年
とまりやの藤棚|2025年
ボクは週に一、二回、このあたり、谷中町の田んぼ道を散歩しているが、毎年、四月中旬から下旬にかけて、見ごろを迎えたとまりやの藤を道すがら愛でるのを楽しみにしている。
今年、2025年のとまりやの藤棚も美しかった。
また来年……
場所
とまりやの場所は、県民健康福祉村・東駐車場の東100メートル。住所は越谷市谷中町4-293-1( 地図 )。南50メートル先には出羽堀が流れている。
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