三野宮橋
三野宮橋(さんのみやばし)に到着。五番目のチェックポイントになっている。
三野宮橋は、越谷市内において元荒川の最上流に架かる橋になります。
三野宮橋は、1971年(昭和46年)に架橋された。
上流側の景色
三野宮橋から元荒川の上流を望む。左手(右岸側)は野島、右手(左岸側)は三野宮。土手の緑と青空が映える。
移動|元荒川緑道へ
三野宮橋を渡って左折。越谷市野島に入る。元荒川右岸沿いの市道(1020線)を直進。
元荒川緑道(右岸)上流側起点
50メートルほど進んで元荒川緑道(右岸)に入る。ここは野島。
この場所は(令和4年〈2002〉時点での)元荒川緑道(右岸)の上流側の起点になります。
いわばこの場所が元荒川緑道の出発点というわけだ。スタート地点に立つというは気持ちがいい。心がウキウキしてくる。
元荒川緑道|小曽川
元荒川緑道(右岸)を下流に向かって歩く。100メートルほど歩くと野島から小曽川(おそがわ)の地になる。
クサギ
緑道の脇に、ヒトデのような姿をした赤い顎(がく)に、黒紫色の実をつけた樹木があった。なんだかちょっと毒々しい色をしている。ガイドツアーに参加した女性が「これはクサギです」と、教えてくれた。
元荒川緑道|砂原
小曽川から砂原(すなはら)の地に入った。左手前方に大砂橋(おおすなばし)が小さく見える。今回のガイドツアーの最終チェックポイントまであと少し。
砂原堤防の石塔群
土手道の左手に石塔が並んでいる。この石塔群が、六番目の最終チェックポイント。江戸中期・宝暦3年(1753)の馬頭観音塔(ばとうかんのんとう)と、小さな木彫りの恵比須さま、それに、お地蔵様が刻まれた江戸時代の墓塔。
今回のツアーはここが終着点。
帰着|砂原土手バス停
元荒川緑道を下りて、越谷岩槻線(県道48号)沿いにある「砂原土手」バス停(朝日バス)に帰着。バスに乗って終点の越谷駅西口へ。
解散|越谷駅西口
11時50分。ガイドツアー責任者をつとめたNPO法人越谷市郷土研究会の副会長・秦野氏のあいさつのあと解散となった。所用時間およそ 3時間20分。歩いた距離は約 5キロ。歩数 およそ 7,000歩。
越谷市郷土研究会〈地誌研究倶楽部〉巡検兼越谷リバーウォーク(Aコース前半)ガイドツアーは、これにて終了。
若色氏と秦野氏
今回の越谷リバーウォークガイドツアーは、越谷市住まい・まちづくり協議会と、NPO法人越谷市郷土研究会の共催で行なわれた。
上の写真の右が、越谷市住まい・まちづくり協議会の若色(わかいろ)会長。左が、越谷市郷土研究会・副会長の秦野氏。
越谷リバーウォークは両氏の尽力によるところが大きい。両氏なくしては実現しなかった。このようなイベントを立ち上げてくださった若色氏と秦野氏には、市民を代表して(ちょっと大げさか)お礼を申しあげたいと思います。
後記
今回のガイドツアーの収穫は、個人宅の庭にある三ノ宮卯之助銘の力石を見学できたこと。また、越谷に二基しか確認されていない「越谷型」青面金剛像庚申塔の詳しい説明を聞けたことは、たいへん勉強になった。
関連記事
今回のガイドツアーは、越谷リバーウォークAコース前半でしたが、2022年10月19日に行なわれたAコース後半の様子は下記の記事にまとめてあります。
越谷リバーウォーク|2022年10月19日
2022年10月19日。第517回越谷市郷土研究会史跡めぐり兼越谷リバーウォークガイドツアーに同行。北越谷駅西口を起点に大林の海道西遺跡を見学したあと元荒川緑道沿いを歩いて砂原までの史跡や石仏を巡った。
参考文献
本記事を作成するにあたって、石仏や石塔の年代や碑銘については、越谷市郷土研究会・顧問の加藤幸一氏の調査報告書 「大袋地区の石仏」平成9・10年度調査/平成27年12月改訂(越谷市立図書館所蔵)と照らし合わせた。