越谷市東柳田町にある朝日屋。日本そば屋なんだけど、夏季限定の冷やし中華がうまい。メニューは三種類。中でも冷やし五目中華は絶品で、そばつゆを使ったスープは一度味わったらやみつきになる。
朝日屋の冷やし中華メニュー
朝日屋の冷やし中華メニューは次の三種類。
- 冷やし五目中華
- 冷やしチャーシューメン
- 冷やし中華
まずは、冷やし五目中華からいってみよ~
冷やし五目中華
「五目」と銘打っているだけあって、じつに具だくさん。
伊達巻き・自家製チャーシュー・自家製メンマ・シイタケ・ギザギザ玉子・ハム・もやし・ナルト・カマボコ・ワカメ・キュウリ・トマト・紅ショウガ・みかん……。
ナント14種類もの具材が使われている。
冷やし五目中華の主役はなんといっても「伊達巻き」だ。伊達巻きの存在なくてして、日本そば屋の「五目」を語ることはできない。
ラーメンメニューでは、主役の座をつとめるチャーシューも、日本五目の中では、主役の座を伊達巻きにゆずり、脇役にまわっている。
朝日屋の冷やし五目中華でも、伊達巻きは、さんぜんと輝いている。
スープが秀逸
朝日屋の冷やし五目中華は、具の豊富さもさることながら、スープが旨い。そばつゆを使う冷やし中華のスープは先代からの秘伝の味。日本そば屋ならでは、というよりも、朝日屋ならではの冷やし中華だ。
スープは一度味わったらやみつきになる。
器にもこだわりが
器にも注目したい。
ふつう冷やし中華には、陶器の丸皿(中華皿)が使われるが、朝日屋では、麺桶が使われている。中華皿ではなく、和食器の麺桶を使っているところも、日本そば屋のこだわりを感じる。
夏の打ち上げ花火にたとえるなら、朝日屋の冷やし五目中華は、花びらの先の色が、さまざまに変化しながら夜空を彩る大輪の「変化菊」といったところか。
冷やしチャーシューメン
続いては、冷やしチャーシューメン。
冷やし五目中華では、伊達巻きに主役の座を奪われたチャーシューも、冷やしチャーシューメンでは、三枚も使われていて、堂々、主役に返り咲いた。
ちなみに、チャーシューもメンマも自家製、というところもすごい。
隠れた主役
チャーシューとメンマ以外の具材は、伊達巻き・シイタケ・ギザギザ玉子・もやし・ナルト・ワカメ・キュウリ・ミニトマト・紅ショウガ・みかん……。
今回、気がついたが、チャーシューや伊達巻きなど、主役の陰に隠れて、いい仕事をしているのが、シイタケだ。デカくて肉厚。しっかりした歯ごたえ。かみしめると旨みが口の中に広がる。
朝日屋の冷やし中華は、じつはシイタケが主役なのではないか、と、ふと思った。
冷やし中華
最後、三品目は、冷やし中華。
自家製の中華麺と、そばつゆを使ったスープとの相性が抜群。日本そば屋ならではの冷やし中華が楽しめる。文句なしにうまい。
中華麺も自家製というんだから、重ね重ねスゴい。先代から引き継がれているこだわりとのこと。
冷やし中華の具材は、錦糸卵・ハム・キュウリ・ナルト・もやし・ワカメ・ミニトマト・紅ショウガ・みかん……。
チャーシュー・メンマ・伊達巻きは姿を消している。
みかんが涼しげ
みかんがなんとも涼しげ。涼味を演出している。
えっ? 冷やし中華にみかん? と、異を唱えるヒトもいるかと思うが、どっこい、みかんのあるなしでは、全体の彩りが、まったく違ってくるんですよ。
朝日屋の冷やし中華には、みかんは欠かせません。
なお冷やし中華のみかんは最後に食べるのが正解。ちょっとした食後のデザートになります。
これぞ、
朝日屋の夏、日本の夏
ですな~
後記
朝日屋の冷やし中華メニュー、三品すべて食べ終えた。
朝日屋の冷やし中華メニューの特徴をひとことでいうなら「そばつゆを使ったスープの旨さ」に尽きる。
スープと自家製麺との相性は抜群だ。
三品の中で、個人的に、おすすめをあげるなら、「冷やし五目中華」か。具材に伊達巻きを使っているところが、日本そば屋ならではの冷やし中華、という醍醐味(だいごみ)を味わえる。
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営業情報
朝日屋の住所は埼玉県越谷市東柳田町4-13。場所は、東武伊勢崎線・西口ロータリーから高架下の道を新越谷方面に400メートルほど進んだ右手、変則十字路の角地( 地図 )。営業時間は午前11時から午後8時(中休みなし)。定休日は月曜日。電話番号は 048-962-3901 。駐車場は店の横。4~5台駐められる。