ハーブティーは種類が豊富
そらはなのハーブティーは種類が豊富。フレッシュ(生)ハーブティーと、ドライ(乾燥)ハーブティーがある。
生ハーブ
まずは生ハーブティーからいただくことにした。生ハーブは、自家栽培のローズマリー、セージ、レモンバーベナ、タイム、レモングラス……など。
ローズマリーとレモンバーベナのブレンド
今回は、津多子さんおすすめのローズマリーとレモンバーベナのブレンドをいただいた。ローズマリーは、ボクも知っているくらいだから、ハーブティーではよく使われる。すっきりした香りが特徴。レモンバーベナは和名をコウスイボク(香水木)という。和名のとおり香りの高さが特徴だ。
ローズマリーとレモンバーベナをブレンドしたハーブティーをひとくちいただく。口の中いっぱいにさわやかな香りが広がった。香りが高い、というよりパンチのきいた香り、といった感じか。
乾燥ハーブ
せっかくなので、乾燥ハーブティーも飲んでみることにした。乾燥ハープは、カモミール、リンデン、マルベリー(桑)、マロウブルー、バタフライピー……などの種類がある。
色が変わるハーブティー
「バタフライピーは色が変化するので飲んでみませんか?」と、津多子さん。それではと、バタフライピーをいただくことにした。色は、なんと、エメラルドグリーン(※)。レモン果汁をたらすと紫色に変化するそうだ。レモンの輪切りが添えられていたが、入れるのを忘れてしまったため、紫色に変わるところは楽しめなかった。残念……。
※ バタフライピーは、水の pH によって、色の出方に差が出る。酸性が強いと紫や赤になり、アルカリ性が強いと青くなる。中性だと緑色になる。
ハーブティーを飲みながら、津多子さんのご主人・英雄(ひでお)さんにも話をうかがった。
津多子さんのご主人はこんな人
英雄さんは越谷市の出身。
定年退職後、養蜂をはじめる
定年退職後、田舎暮らしの生活がしたいと、土地を買って、畑や養蜂をはじめる。最初は、群馬で養蜂をはじめたが、ミツバチがなかなか巣箱に入ってくれない。試行錯誤したうえ、茨城に場所を移した。現在、茨城で、日本みつばちと西洋みつばちの蜂蜜を作っている。英雄さんは、田舎暮らしのテレビ番組にも出演したことがあるそうだ。
ハチミツ大好き少年だった
英雄さんの実家は農家で、子どものときから庭先にみつばちの巣箱があった。ハチミツの甘さとおいしさに子供心に衝撃を受け、以来、ハチミツづくりに興味を持ったそうだ。
はちみつマイスターの講師もやってます
研究熱心な英雄さんは、日本はちみつマイスター協会認定の講師の資格も取得。そらはなで、日本みつばちと西洋みつばちの蜜しぼり体験などのイベントも開催し、みつばちやハチミツの普及活動をはじめ自然環境保護などに尽力している。英雄さんのハチミツはそらはなで販売するが、すぐに売り切れてしまうとか。
英雄さんの蜂蜜談義は、このあともさらに続くが、紙面の都合で、割愛。
みつばちやハチミツのことを知りたい方は気軽にそらはなに来てください。ハチミツの試食もできますよ。待ってます。
養鶏もやってます
英雄さんは週に三日から四日は茨城にいる。茨城が活動の拠点。茨城では畑や養蜂のほか、ニワトリも飼っている。茨城に行ったときにはケージを開けて放し飼いにするそうだ。飼っているニワトリは、名古屋コーチン、烏骨鶏(うこっけい)のほか、アローカナという珍しい品種もいる。アローカナは南米のチリ産のニワトリで、殻の色が薄い水色をした卵を産む。現地では「幸せを呼ぶ青い卵」と呼ばれているそうだ。
無農薬栽培もやってます
茨城の畑では無農薬で野菜や果物を育てている。収穫した野菜や果物は、そらはなにも並ぶ。今回は、みかんがザルいっぱい売られていた。5個で100円。これまたずいぶん安い。ザルには「器量は良くないが中身は美味!」と書かれた手書きの POP広告が貼られていた。ボクは面食なのだが、思ったより器量がよかったので、15個買った。
冬は焼き芋もやってます
そらはなの冬の名物は焼き芋。焼き芋は英雄さんの担当。奥さんの津多子さんはノータッチ。二台のつぼ焼き芋器で作る焼き芋は甘くてとってもおいしいと、ファンも多い。焼き芋の販売時刻は午後1時半ごろから5時まで。時間になると焼き芋だけを買いにくるお客さんもいるそうだ。
つぼ焼き芋器で作ってます
つぼ焼き芋器の中をのぞかせてもらうと、アルミ箔でくるんだイモと、そのまま焼くイモが入っていた。英雄さんの話によると「アルミ箔でくるんだほうが甘みが強くなる」とのことだが、そのまま焼いたほうを好むお客さんもいるので、アルミ箔でくるまずに焼くイモも入れてあるそうだ。
紅はるかとシルクスイートを試食
焼き芋に使うイモは茨城産。茨城産といっても英雄さんのやっている畑ではない。契約農家から買っている。イモはシクルクスイート・紅はるか・紅あずまなどを使用。今回は、紅はるかとシルクスイートを試食させていただいた。
糖度は紅はるかのほうが強く、シルクスイートのほうは、しっとりとしたなめらかさがあった。どちらも甲乙つけがたい。ちなみに上の写真は紅はるか。甘~い。砂糖のような甘さではなく蜜のような甘さ。養蜂家の英雄さんが作るから、焼き芋も蜜のような甘さになるのかな(そんなことはないか)。
紅はるかは、これから冬が深まるにつれて、どんどん甘みが強くなります。
焼き芋購入
甘さの紅はるか、しっとりのシクルクスイート。どっちを買おうか迷ったが、これは食べ比べるしかないな、ということで、両方買った。家に帰って食べ比べてみたが、両方買って正解だった。焼き芋好きのヒトには、そらはなのつぼ焼き芋は、おすすめだ。
と、時計を見ると、4時40分。
そらはなは心地よい居場所だった
2時間の滞在予定が、ご夫婦と話がはずんで、4時間も長居をしてしまった。そらはなのお客さんは長居してくださる、というのがよく分かった。コミュニティ cafe そらはな。等身大のもてなしが心地よい居場所だった。
そらはなでは、山ももソーダが人気の飲み物ということなので、次回おじゃましたときは山ももソーダをいただこうかな。
そらはなイベント情報
そらはなでは、イベントやワークショップも開催している。また、越谷市の依頼を受け、毎月第一土曜日の午後2時から4時までは、若年性認知症の方が集える「がーやカフェ」、毎月第三木曜日の午後2時から4時までは、認知症支援の場・オレンジカフェ(認知症カフェ)の会場として、そらはなを提供している。長年、看護師として当人や家族に寄り添ってきた津多子さんだからこそのはからいだ。頭が下がる。
がーやカフェの申し込み先は越谷市が窓口になっている。以下のリンク先参照。
(越谷市)若年性認知症カフェ「がーやカフェ」
https://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi_shisei/fukushi/koureisha/ninchisho/ga-yacafe.html
オレンジカフェの申し込みは不要。直接そらはなに来店してかまわない。毎月第三木曜日14時~16時
どなたでもご参加ください。そらはなでお待ちしています。
(越谷市)オレンジカフェに来てみませんか?
https://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi_shisei/fukushi/koureisha/ninchisho/orennji.html
追記|オレンジカフェに参加
2022年8月18日。第三木曜日。そらはなで行なわれたオレンジカフェに参加させていただいた。時間は午後2時から4時。出席者は 8名。飲み物とお菓子をいただきながら歓談をしたり、CDコンサート(懐かしの昭和ヒット曲)やゲームなど、和気あいあいの雰囲気の中、楽しい時間が過ごせた。
一度飲みたかった、そらはなのヤマモモジュースもいただくことができた。
そらはな関連記事
そらはな二回目の訪問。ハーブティー教室をやっていただきました。
2022年2月4日。越谷市蒲生本町にあるコミュニティカフェ・そらはなを再訪。日替わりランチとネパールチャイを今日のケーキとともにいただいたあと、ハーブコーディネーターの資格をもっているそらはなの代表にマンツーマンでハーブティー教室をやってもらった。
そらはな移転のお知らせ
コミュニティ cafe そらはなは、道路の拡張工事のために、入居していたビルが壊されることになり、2022年7月31日をもって蒲生本町での営業は終了。新しい店舗に移転します。移転先の住所は越谷市花田7-10-3 キーウエスト1階。場所は花田苑の東です。新店舗での営業開始は2022年9月9日(金)から。詳細は そらはなの Facebook でご確認ください。
花田に移転したそらはなへ
越谷市花田にあるコミュニティカフェそらはなでは冬季限定で壺焼き芋を販売している。店主のご主人が厳選した茨城県産のサツマイモを使ってじっくり焼きあげる壺焼き芋は一度食べたらやみつきになると評判。一度食べてみようとそらはなへ行ってきた。