ちょっとしたきっかけで、今までまったく接点のなかったお店を知った、っていうことありませんか? ボクもそんなお店と出会った。屋号は「コミュニティカフェそらはな」。オーナー夫婦の人柄にもほれた。場所は東武伊勢崎線の蒲生駅東口から徒歩8分。等身大のもてなしが心地よい、誰もが気楽に立ち寄れる集いの場だ。
そらはなは越谷技博で知った
そらはなを知ったのは、越谷技博(こしがやわざはく)の手回しオルゴール講座に参加したとき。会場がそらはなだった。2021年11月10日のことだ。そのときにいただいたコーヒーと自家製ケーキがとってもおいしく、日替わりランチもやっているとのことだったので、九日後の11月19日、前日にランチの予約をしたうえで、そらはなを訪ねた。
そらはなを訪問
12時40分、そらはな着。四階建ての建物の一階にある。入口横の壁には「コミュニティ cafe そらはな」の看板と、駐車場の位置が書かれた案内板。黒いドアを開けて店内へ。
店内
店に入ると先客二名。50代と思われる女性と70代後半であろう女性。二週間前、そらはなで行なわれた越谷技博の手回しオルゴール講座に参加して、そらはなを知り、ランチを食べに来たそうだ。ボクと同じ。50代と思われる女性は上海出身で、日本に来て20年になるそうだ。
店内にはアンティークな人形も置かれている。
見ているだけで楽しい。ほんわかした気持ちになる。
席に座る
テーブル席に座る。店内の座席数は、四人がけのテーブル席が二卓、二人がけが一卓、カウンターに二席、そのほか道路側(柿木町蒲生線側)に三席ほど設けられている。アットホームな感じがする空間だ。
今日のランチは三色丼
まずは前日に電話で予約しておいた日替わりランチをいただいた。ランチは予約制。今日のランチは三色丼。三色丼のほかに、味噌汁と小鉢が二客、それにたくあんが付いている。これで500円とは安い。今日の味噌汁の具は、小松菜とタマネギと油揚げ。小鉢は、ナスの南蛮漬けと煮豆。
三色丼は、たまごがふわふわ。鶏肉の旨みとインゲンのしゃきしゃき感もいい。茶色・黄色・緑色。彩りもきれい。三色丼だけでなはく、どの料理も一品一品ていねいに心を込めて作ってある。家庭的なやさしい味だ。
続いてコーヒーをいただく
続いてコーヒーをいただく。そらはなではコーヒーはサイフォンで淹れる。今まではコーヒーメーカーを使っていたが、「少しでもおいしいコーヒーを飲んでいただきたい」との思いから、今年(2021年)の夏からサイフォンで淹れるようになったそうである。
コーヒーはサイフォンで淹れてくれる
サイフォンでコーヒーを淹れてくれるお店は、越谷市内ではあまり見かけないので、コーヒー好きのボクとしては、うれしい。抽出の工程を目の前で眺められるのもサイフォンコーヒーの魅力だ。ハンドドリップとはひと味違ったワクワク感がある。
カップも素敵
カウンターのうしろの棚には、ノリタケやウェッジウッドなど、上品なカップ&ソーサーが並んでいる。見立てのセンスが光る。棚の中で目に止まったカップ&ソーサーがあったので、それにコーヒーを入れてもらった。
ボクが目に止まったカップ&ソーサーは、香蘭社(こうらんしゃ)のもの。香蘭社といえば、明治8年に創立された有田焼の老舗で、世界各国で数多くの名誉金牌を受賞している窯元だ。香蘭社のカップ&ソーサーでコーヒーがいただけるとは何とも贅沢。
今日のケーキはニンジンケーキ
そらはなではケーキも日替わりで提供している。ケーキは自家製。今日のケーキはニンジンケーキ。ちなみに越谷技博の手回しオルゴール講座でおじゃましたときはくるみ入りブラウニーだった。ニンジンケーキは甘さ控えめ。ホイップクリームとの相性もいい。素朴な味だが、真心と愛情が伝わってくる。
そらはなの代表にインタビュー
コーヒーとにんじんケーキをいただきながら、そらはなの代表・長野津多子(ながの・つたこ)さんに、いろいろ話をうかがった。
そらはなを始める前は看護師をやっていました。