越谷市赤山町にある洋食レストラン・ミッシェルズハースは知る人ぞ知る隠れた名店。料理はどれも絶品。カツカレー・チキンソテー・オムハヤシ……。食べた料理を写真とともに紹介していく。
ミッシェルズハース
80歳超のご夫婦が営むミッシェルズハース。開店は昭和49年(1974年)。草加市に新栄団地ができたとき、1階のテナントに入って、洋食レストランをはじめた。
店は大繁盛。従業員も雇い、出前もやっていたそうだ。
草加で20年お店をやったのち、越谷の自宅(現店舗)を改築し、今に至る。草加で20年、越谷で30年、半世紀にわたって、夫婦で店を守り続けている。
厨房は、ご主人がひとりで切り盛りしている。奥さまは接客担当。奥さまと交わす会話のキャッチボールも楽しい。
営業時間は、ご主人の年齢と体力を考慮し、今はランチタイムのみ。夜の営業はやっていない。営業情報は後述。
店内
店内はアンティークな雰囲気。調度品や装飾品は、どれも洗練されている。奥さまがコツコツと集めたものを展示しているそうだ。どことなく古き良きアメリカのにおいもする。
席は16席
席は16席。四人掛けテーブルが2卓、二人掛けテーブルが1卓、6人掛けテーブルが1卓。店に入ると、奥さまが席を案内してくれる。
メニュー
ランチメニューは16種類。
- ミルフィユロースカツ
- ポーク焼肉
- しょうが焼き
- チキンカツ
- チキンソテー
- カツサンド
- オムライス
- カツカレー
- エビフライカレー
- エビフライ
- カキフライ
- カキとワカサギのフライ
- 串カツ
- ナポリタン
- オムハヤシ
- シーフードフライ
料理にはすべて味噌汁、漬け物、サラダ、コーヒーが付いてくる。
さてと、どれからいただきますか。
カツカレー
初回訪問は、2025年2月7日。メニュー表を見て、あれも食べたい、これも食べたいと、さんざん迷ったあげく、選んだのは、カツカレー。ガッツリいきたいので大盛りにした。
これぞ洋食屋のカレー
カツカレーは文句なし。うまい!これぞ洋食屋のカレーだ。カツの肉はとてもやわらかい。
洋食レストランなんだけど、サラダのほかに、漬け物と味噌汁が付いてくるのがミッシェルズハース流。
食後のコーヒー
食後のコーヒーでひと息つく。
メニュー表を眺めながら、次は、しょうが焼きにしようか、オムライスにしようか、はたまたオムハヤシにしようか、ナポリタンも捨てがたいなぁ……と、テンション上がりまくりの初回訪問だった。
チキンソテー
二回目訪問は一週間後の2025年2月14日。奥さまの「よかったらチキソテーを食べてみて」のひとことで、今日はチキンソテーをいただくことにした。
お店でチキンソテーをいただくのは人生初。洋食レストランに入ると、どうしてもポークソテーにいってしまい、チキンソテーは食べ損ねてきた。
待つこと15分
チキンソテーが運ばれてきました~
ソースが絶品
オーブンでじっくり焼きあげたチキンに甘辛の照り焼きソースがたっぷりかかっている。鶏肉もやわらかい。ナイフでスッと切れる。
鶏肉は文句なしにおいしいが、ソースがメチャクチャうまい。チキンソテーのソースだけで、ライスひと皿はいける。
鶏皮も美味。鶏皮好きのボクには、たまらない。
これぞチキンソテー。これぞミッシェルズハース!
生きているうちに、本物のチキンソテーを食べることができてよかった。
オムハヤシ
三回目の訪問は、2025年2月21日。三週連続。今日は、ランチタイムの看板メニューでもあるオムハヤシを大盛りでいただいた。
運ばれてきたオムライスを見てびっくり。
大盛り注意報
デカい! 伊豆大島か? と、ツッコミを入れたくなるくらいデカい(笑)
オムライスに添えられているのはビーフシチュー。これがメチャクチャうまかった。牛肉はトロトロ。
ビーフシチューは、夜の営業をやっていたときは、メニューにしていたが、今は、ランチ営業だけなので、オムハヤシのデミグラスソースとして使っている。
15分かけて、オムハヤシを完食。
ミッシェルズハースのオムハヤシには、大盛り注意報を発令する。
後記
ミッシェルズハースのご主人が作る料理はどれも絶品。この道50年はだてではない。越谷の誉(ほま)れだ。
ボクが越谷市長になったあかつきには、ご主人と奥さま二人に、「越谷人間国宝」(越谷市重要無形文化財保持者)を授与する方向で、前向きに検討し、可及的速やかに対処する所存である。
営業情報
洋食レストラン・ミッシェルズハース(Michelles’Hearth)の住所は、埼玉県越谷市赤山町5-3-32( 地図 )。営業時間は11時から15時。ラストオーダーは14時15分。ランチ営業のみ。定休日は月曜日。駐車場はない。電話番号などは Instagram で要確認。
なお午後の混雑時は待ち時間が発生するので、午前中のほうがスムーズに入れる。