2026年2月22日。令和7年度こしがや文化芸術祭(二日目)に行ってきた。会場は越谷コミュニティセンター(サンシティホール)。越谷市郷土研究会員の作品をはじめ展示会場の様子をお伝えする。

こしがや文化芸術祭

こしがや文化芸術祭|会場

こしがや文化芸術祭(越谷文化連盟主催)は、市民の文化・芸術活動の成果発表の場として毎年、二日間にわたって開催される。
 
会場は、ポルティコホール(展示部門)と小ホール(出演部門)
 
展示部門(初日・二日目)では、郷土研究をはじめ写真・絵画・書道・工芸・華道などの作品が展示され、出演部門(二日目)では、相撲甚句・詩吟・日舞・民謡・民族舞踏・邦楽などの発表が行なわれる。

展示部門

こしがや文化芸術祭|展示部門会場

展示会場に向かう。まずは、私が在籍している「越谷市郷土研究会」のコーナーから見ていくことにした。

郷土研究|越谷市郷土研究会

郷土研究の展示

受付のテーブルに、全研究(4編)が掲載された資料(郷土研究・展示作品紹介)が置かれていたので、一部いただく。
 
今年は、四人の作品が展示された。

  1. 戸板島の廻国墓と越ヶ谷
  2. 青面金剛像庚申塔の検証
  3. 越谷周辺の篆書体文字庚申塔
  4. 勝林寺蔵唐金の火鉢

以下、今年(2026年)のこしがや文化芸術祭に出品した越谷市郷土研究会員の四作品(論考)を簡単に紹介していく。

①戸板島の廻国墓と越ヶ谷

展示①

一番目は、加藤幸一氏の「四国・戸板島の『廻国墓』と越ヶ谷」
 
高知市土佐山田町戸板島の観音堂にある廻国塔の墓石と越谷との関係について考察している。廻国塔とは、日本全国66か所の霊場に、書写した法華経を奉納したあかしとして建てた石塔のこと。

②青面金剛像庚申塔の検証

展示②

二番目は、私の「『明和三年(一七六六)青面金剛像庚申塔』は『馬頭観音像塔』である可能性が高い」
 
越谷市三野宮にある明和3年(1766)造塔の石塔は「青面金剛像を主尊とした庚申塔」とされてきたが、はたして「青面金剛像庚申塔」なのかどうかを検証した。

③越谷周辺の篆書体文字庚申塔

展示③

三番目は、越谷市郷土研究会の副会長・秦野秀明氏の「(新発見を契機に判明)十八世紀後半に建立された越谷市周辺の4基の『青面金剛』篆書体文字庚申塔」
 
十八世紀後半に建立された越谷市周辺に建立された越谷市周辺の「青面金剛」篆書体文字庚申塔の総数と、そのうち最古の建立である庚申塔についての調査結果が発表されている。

④勝林寺蔵唐金の火鉢

展示④

四番目は、山本泰秀氏の「勝林寺蔵唐金の火鉢(伝・ジョン万次郎使用)」
 
聞き取り調査をもとに、越谷市増林に現存する唐金の火鉢に関する逸話と、唐金火鉢の鑑定結果が記されている。唐金(からかね)とは青銅のこと。

補足

上記の「こしがや文化芸術祭出品作品」は、越谷市郷土研究会のホームページで閲覧可能。リンク先を以下に示す。
https://koshigayahistory.org/index.html.html

越谷市郷土研究会

越谷市郷土研究会

越谷市郷土研究会は昭和40年(1965年)に創立されたNPO法人です。
 
越谷市内外の史跡をまわる史跡めぐりや越谷の歴史についての講演会などのイベントを通じて、越谷の調査研究・郷土の歴史に関する啓発などの活動をおこなっています。会報も発行。
 
越谷市郷土研究会の入会や活動および研究報告などについては越谷市郷土研究会のホームページをご覧ください。

 
郷土研究の展示を見終え、他団体の展示作品を観賞した。

絵画

絵画の展示

絵画コーナーでは、越谷美術協会に所属する方々の作品が展示されていた。どれも大作。

書道

書の展示

書道コーナーでは、越谷市書道連盟に所属する方々の作品と、「U-20 青春文化祭」と称し、越谷市書道連盟に加盟している教室の生徒さんたち(中高生)の作品が、展示されていた。
 
続いて工芸コーナーへ

工芸

工芸作品の展示

工芸コーナーでは、越谷市工芸協会に所属している方々の作品が展示されていた。革工芸・パッチワーク・ステンドグラス・トールペインティング・ネオステンドアート……。

フラワーデザイン

フラワーデザイン

こちら(上の写真)は、越谷市デザイン連盟のみなさんが作成したフラワーデザイン。色合いが鮮やか。

生け花

生け花

生け花のコーナーでは、越谷市華道協会員の方々の作品が飾られていた。説明によると、生け花には200から300の流派があるとのこと。驚きだ。

写真

小ホールギャラリーの写真展示は時間の都合で見ることはできなかった。

出演部門

こしがや文化芸術祭は「展示部門」と「出演部門」に分かれているが、出演部門の発表は見なかった。

後記

こしがや文化芸術祭

こしがや文化芸術祭(越谷市文化連盟主催)は、越谷市民文化祭に比べると、やや知名度に欠けるが、市民の文化芸術活動の成果発表の場としての役割は大きい。
 
また、同時開催された「U-20 青春文化祭」では、若い世代の文化芸術活動の成果発表を見ることができたことも有意義だった。

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