10月

晩秋の夕暮れ

10月。晩秋の雲七色にくれにけり(原石鼎)

マルメロ

マルメロの実

2022年10月3日。若草色に帯びたマルメロの実が、大きくなってきた。「西洋かりん」とも呼ばれ、見た目がカリンに似ているので、よく混同される。
 
マルメロの実は、おいしそうとおもいきや、渋みと酸味が強いので、生では食べられないが、ジャムやシロップ漬けのほか果実酒などに利用されている。

ヤマトシジミ

ヤマトシジミ

2024年10月5日。ヤマトシジミがキツネノマゴに止まっていた。
 
ヤマトシジミは「ヤマト(大和)」を冠する日本を代表するシジミチョウなのだが、あまりにも小さく、地味なので、ほとんど注目されることはない。
 
虫取り網を持って県民健康福祉村にやってくる子どもたちもヤマトシジミは無視し、ナミアゲハやギンヤンマを追いかけている。
 
注目されることもなく、ひっそりと命をまっとうしているヤマトシジミの存在は、どこか共感できる。

返り花

返り花|桜(ソメイヨシノ)

2024年10月12日。桜並木の桜(ソメイヨシノ)が、次々と花を咲かせている。この時期に、これほど桜が咲き始めるのは、ここ十年来、はじめて。
 
ツクツクホウシも元気に鳴いている。
 
桜の花を愛でながらツクツクホウシの鳴き声を聞くのもまた妙な気分だ。
 
咲きし日も散る日も知らず返り花(福田蓼汀=ふくだりょうてい)

秋晴れ

秋晴れの県民健康福祉村

2024年10月14日・午前9時。秋の空が青々と晴れ渡っている。空気もさわなかな肌ざわりだ。今朝はいつも以上に空が美しく見える。
 
秋晴の見てゐるうちに消ゆる雲(高浜年尾)

オオシロカラカサタケ

オオシロカラカサタケ

おっ!この白いキノコ、デカくておいしそう……ナンテ、食べたらとんでもないことになります。
 
この白いキノコは、オオシロカラカサタケ(大白唐傘茸)という毒キノコですので、くれぐれも手を出さないように。
 
[撮影年月日]2024年10月19日