夏
7月
7月。明日よりは七月となる祓かな(成瀬千代)
ニイニイゼミ
2025年7月15日。ニイニイゼミが至るところで鳴いている。風の音をかき消してしまうほど元気な鳴き声だが、アブラゼミのような騒がしさはない。むしろ風流を感じる。
今日は旧盆
風の音 ニイニイゼミと 旧盆会
梅雨明け
2025年7月19日。梅雨も明け夏本番。風に乗って、しらこばと水上公園夏季プールで子どもたちがはしゃぐ声が聞こえてきた(ような気がした)
梅雨明けの 匂い立つ空 白い雲
土用入り
2025年7月19日。今日から夏の土用に入った。
農村地帯では、その昔、土用入りの日を土用太郎、二日目を土用次郎、三日目を土用三郎と呼び、土用三郎の日の天候によって、その年の豊凶を占ったリした。
今日は土用の丑の日
藤棚にぶらさがっている藤の実がうなぎに見えてきた。
白木槿
2025年7月24日。ときめき元気館の温水プール脇の植え込みで、白木槿(しろむくげ)が咲いている。白い花と夏の青空とのコントラストが美しい。
ほんの一瞬、すがすがしい風が吹き抜けた。
白木槿 夏空の下 清らかに
キマダラカメムシ
2025年7月25日。桜の幹にキマダラカメムシの幼虫がへばりついてる。背中の美しい模様はナスカの地上絵を思わせる。どうしたらこういう造形になるのか。神の御業としか思えない。
ミンミンゼミ
2025年7月25日・午前11時。あち~。万葉公園の木陰に入ってミンミンゼミの鳴き声を聞きながらしばし涼をとる。こんな時間に外に出るもんじゃないな。
ミンミンと 炎天響く 声の波
ウマオイ
2025年7月28日・12時。越谷市の気温は35度を超えた。暑いのは人間だけではない。ふだんは草葉の陰にいるウマオイが木陰にやってきて涼しそうにしている。
この暑さ、いったいいつまで続くのか……。
空蝉
2025年7月29日。桜並木やケヤキ並木でセミが元気に鳴いている。木の幹に目をやると、そこかしこにセミの抜け殻が……。
空蝉(うつせみ)とも呼ばれるセミの抜け殻はどこかはかない。
空蝉や 命の跡の 透きとおる
七月尽
2025年7月31日。夏まっさかり。青い空にふわふわとわた雲が浮かんでいる。暑い。ヒマワリだけが元気だ。気がつけば七月も今日で終わり。あっというまの七月だった。
夏空へ 旅立つ雲や 七月尽