6月

アマチャ

6月。六月の一日二日新らしき(高野素十)

ウシガエル

野鳥の池

2025年6月3日。ウオーキングコースを歩いている途中、野鳥の池から「ブオーッ!ブオーッ!」と、ウシガエル(牛蛙)の鳴く声が聞こえてきた。太くて独特の鳴き方だ。
 

ボクが子どものころは食用ガエル(食用蛙)と呼ばれていたが、食べたことはない。
 
牛蛙 恋のバリトン 外れ気味

大輪金糸梅

大輪金糸梅

2025年6月4日。サイクリングコース沿いの大輪金糸梅(たいりんきんしばい)が、見ごろを迎えた。通称、ヒペリカム・ヒドコート。鮮やかな黄色い花が目をひく。
 
石畳 金糸梅の香 こぼれけり

辛夷の実

辛夷の実

2025年6月5日。辛夷(コブシ)の実が大きくなり始めた。今はまだ薄い緑色だが、しだいに赤く色づいてく。赤くなるのは 8月ごろか。
 
風薫る 辛夷の実にも 夢ひとつ

芒種

水路

2025年6月6日。上空は雲ひとつない青空。風が気持ちいい。
 
今日は芒種(ぼうしゅ)。子どものころ祖母に、この時期は、梅雨入り前で湿気が高く、お腹をこわしやすいから気をつけなさいと、よく言われた。
 
ごんごんと芒種の水を飲み干せり(夏井いつき)

ユウマダラエダシャク

ユウマダラエダシャク

2025年6月10日。マサキの葉の陰で、ユウマダラエダシャク(夕斑枝尺)が、ひっそりと翅(はね)を広げていた。
 
成虫が翅を広げて葉にとまっている姿は、鳥の糞のように見える擬態で、天敵から身を守るための巧妙な戦略といわれている。

てんとう虫のサンバ

テントウムシの交尾

2025年6月15日。テントウムシが交尾中。オスがメスの体の上に乗り、体を震わせるこの行為を「サンバ」と呼ぶそうだ。

夏至

2025年6月21日。日差しが強い。上空は夏の空だ。木々の緑が青い空に映える。今日は夏至。
 
つくづくと ひとりの我が歩 夏至歩く(右城暮石)