コーヒー

珈家のカウンター

珈家は「自家焙煎珈琲店」の看板を掲げているので、コーヒーの話をしないことには、始まりません。珈家のコーヒーソムリエを自称する筆頭常連客のボクが、珈家のコーヒーの魅力と楽しみ方をあなたにお伝えします。

珈家のコーヒーは大別すると、ブレンド・深煎り・中深煎り・中煎り・浅煎りの五つに分かれています。ブレンドには珈家ブレンドとダブルモカブレンドがあり、ダブルモカブレンドは、エチオピアのイルガチェフェとベレカをブレンドした特製のモカコーヒーです。

まずは珈家ブレンド

珈家ブレンド

はじめて珈家でコーヒーを飲むときは、まずは珈家ブレンドをおすすめします。

個人的に、

苦味系のコーヒーが好きとか、酸味系がいいという好みのあるかたは、マスターにその旨を伝えると、飲みごろのコーヒーを選んでくれます。もしくは好みの品種や銘柄があるかたはそれをリクエストしてください。

ボクのおすすめとしては、まずは珈家ブレンドを飲んでみて、もうし少し苦みがあったほうがいいかな、とか、もう少し酸味系のほうがいいかな、と、珈家ブレンドを基準にして、自分の好みに合うコーヒーを見つけるのがいいかと思います。
 
なかには珈家ブレンドが気に入ってしまって、珈家ブレンドしか飲まないお客さまもいます。ちなみに珈家ブレンドの粉の量を少なめにして抽出したのがアメリカンになります。

珈家ブレンドの配合

珈家ブレンドは、ブラジル(深煎り)・ニューギニア(中深煎り)・グアテマラ(中深煎り)を等配分しています。

珈家のマスター

ブラジルで甘みを出し、ニューギニアでコク、グアテマラでキレを出しています。ブラジルは深煎りにしないと甘みが出ないので、ブラジルは深煎りで焙煎しています。


珈家ブレンドは珈家の看板にもなっているコーヒーですので、ぜひ一度、飲んでみてください。まずは珈家ブレンド、迷ったら珈家ブレンド、です。

深煎り

深煎りケニアコーヒー

深煎りは、ケニア、キリマンジャロ(タンザニア)、インド、ブラジルの四種類。
 
ケニアはコーヒーの王様と呼ばれ、上質な苦みと甘みが楽しめます。キリマンジャロは透明感のある苦みと甘み、すっきりした後味(あとあじ)が特徴。インドは苦み・甘み・コクのバランスがいいまろやかなコーヒーで、ブラジルはすっきりした苦みと甘みがあります。
 
上の写真はケニア。2015年7月、はじめて珈家に行ったとき、マスターの淹れたケニアを飲んで味の深さに感動。以来、珈家に通い続けています。

中深煎り

中深煎りピーベリーコーヒー

中深煎りは、グアテマラ、ニューギニア、ピーベリー(ブラジル)、マンデリン(インドネシア)の四種類。
 
コーヒーの貴婦人と呼ばれるグアテマラはキレのよい苦み・コク・甘み。ニューギニアはやさしい甘みとコク。ピーベリーはやわらかい甘みが印象的な飲みやすいコーヒーです。マンデリンは独特の風味と甘みが楽しめます。
 
上の写真はピーベリー。

珈家のマスター

コーヒーチェリーと呼ばれるコーヒーの実の中には、通常、ふたつの種子(生豆)が入っていますが、ときおりひとつしか種子(生豆)が入っていないことがあります。これをピーベリーと呼びます。豆は小粒で丸型。収穫量が少ない希少なコーヒーです。

中煎り

中煎りエメラルドマウンテンコーヒー

中煎りは、キャラメラード(ブラジル)、ブラックハニー(コスタリカ)、エメラルドマウンテン(コロンビア)、イルガチェフェ(エチオピア)の四種類。
 
キャラメラードはキャラメルのような甘みとほのかなコク、コスタリカは完熟チェリーを思わせる甘みが続く余韻が特徴。エメラルドマウンテンはコロンビアの最高品質のコーヒーで、イルガチェフェはモカ独特の香りと風味が楽しめます。
 
上の写真はエメラルドマウンテン。

珈家のマスター

エメラルドマウンテンは、コロンビア国内で収穫されるコーヒー豆の中で、厳選されたわずか 1パーセント未満の豆だけが「エメラルドマウンテン」として認定されるコロンビアの最高級コーヒーです。

浅煎り

浅煎りベレカコーヒー

浅煎りは、エチオピアのベレカ。レモンティーのような香りと、さわやかな甘み・酸味が特徴のモカコーヒーです。
 
上の写真はベレカ。

珈家のマスター

ベレカ(Bereka)というのはエチオピアの言葉で「尊敬」という意味で、通常の豆よりも高品質であることから「ベレカ」(尊敬)の名称が付けられています。

スポット|期間限定

中深煎りイバイリコーヒー

珈家では定番のコーヒーのほかに、マスターが厳選して焙煎したコーヒーを期間限定で飲むことができます。この期間限定のコーヒーを「スポット」と呼んでいます。
 
上の写真は、2023年2月17日にスポットでいただいた、ブラジルのイバイリ(IBAIRI)というコーヒーです。焙煎度は中深煎り。
 
イバイリは、別名・ブラジリアンモカとも呼ばれ、3種類のコーヒーの木を交配して栽培している試験栽培品種。今風にいえばハイブリッドなコーヒーといったところでしょうか。
 
「イバイリ」(IBAIRI)とはブラジルのグアラニ族の言葉で「甘い小さなチェリー」の意。豆はとても小粒で、モカ系の酸味と甘味の余韻が長く残るまろやかなコーヒーでした。

カフェオレ

カフェオレ

深煎りのインドコーヒーと牛乳を合わせたカフェオレは女性客に人気。カフェオレに提供されるノリタケのマグカップ・ロシェルプラチナも素敵です。

アイスコーヒー

アイスコーヒー|ブルーマウンテン

珈家では店で提供しているコーヒーはすべてアイスコーヒーでもいただけます。夏場だけではなく一年を通じて淹れてもらえます。
 
ブルーマウンテンのアイスコーヒーなど、他の珈琲店ではなかなか飲めないようなアイスコーヒーもいただけます。上の写真はブルーマウンテンのアイスコーヒー。なんともぜいたく。

ハニーアイスコーヒー

ハニーアイスコーヒー

マスターがハンドドリップして抽出した深煎りのタンザニア産キリマンジャロコーヒーにはちみつを加えていただくハニーアイスコーヒーは、珈家の隠れた人気メニューのひとつ。
 
キリマンジャロの気品のある苦味と、はちみつの上品な甘さがあいまって、まろやかな味わいが楽しめます。ハニーアイスコーヒーは単独でいただくのがおすすめです。

コーヒー豆販売

コーヒー豆販売コーナー

珈家ではコーヒー豆の販売も行なっています。