2022年1月20日・木曜日。越谷市観光協会主催の街歩きイベント「観光ぶらっとこしがや」に参加した。こしがや能楽堂と花田苑を見学したあと越谷いちごタウンでいちご狩り。当日は大寒。気温2度と外は寒かったが、いちごハウスの中は春。真っ赤に熟した完熟いちごを堪能した。
観光ぶらっとこしがや|2022年1月20日
今回、ボクが参加したのは「観光ぶらっとこしがや~花田苑といちご狩り」。集合場所は花田苑入口。
集合・出発
午前9時15分。受付で名前を確認。参加費2,500円を払って、班名が書かれた名札と資料をいただいた。
参加者は14人。7人ずつ2班に分かれ、各班ごとにガイドさんとアシスタントが付いた。ボクは1班。ガイドさんは越谷市観光協会のボランティアガイド。今回が初仕事という越谷市観光協会の女性スタッフも引率として同行。こころなしか緊張気味の様子(笑)
本日の行程と注意事項が説明されたあと、9時30分、スタート。
移動|こしがや能楽堂へ
花田苑入口をあとに、隣接しているこしがや能楽堂へと向かった。
こしがや能楽堂
こしがや能楽堂に到着。開館は平成5年(1993年)5月。正式名称は越谷市日本文化伝承の館こしがや能楽堂。ちなみに住所は埼玉県越谷市花田6-6-1。
ロビー|能楽堂の解説
ロビーで解説員の男性が、能楽の歴史や能楽堂の主要施設について、いろいろと解説してくださった。◇揚げ幕(あげまく)◇シテ柱◇後見柱(こうけんばしら)◇後座(あとざ)◇笛柱(ふえばしら)◇地謡座(じうたいざ)……。
どれもはじめて耳にする言葉ばかりで目が点になる。
橋懸かりの松
舞台の前に植えられている三本の松は「橋懸かりの松」(はしがかりのまつ)といいます。能の舞台が野外にあった時代の名残(なごり)とされ、能舞台に近いほうから「一の松」「二の松」「三の松」と呼ばれています。
展示室
続いて展示室へ。能楽に使う道具、能面や衣装のほか、舞台の素材や能の書籍などが展示されている。能面は間近で見ると呪物的な雰囲気があってちょっと怖い。
装束|唐織
こちら(上の写真)は、女役の上着として用いられる「唐織」(からおり)。能装束(のうしょうぞく)の中で、もっとも絢爛豪華な衣装だ。この唐織、お値段は、ナント、二百うん十万円とか。
楽屋
解説員の方が、特別に楽屋を一部、見せてくださった。楽屋は能舞台のちょうど裏手に位置している。部屋数は六室。ちょっぴり能役者の気分を味わった。
大広間・和室
楽屋をのぞいたあとは大広間と和室に移動。大広間は畳48畳の広さ。舞台も供えている。正面から能舞台が望めるので、能の公演時には観客席としても使われる。和室は三部屋。お茶会などの稽古場としても利用されている。
ちょうど和室の一室では、健康体操の「自彊術」(じきょうじゅつ)の講師が教室の準備をしているところだった。
大広間からは舞台が一望
大広間からは能舞台が一望できる。総檜造りの舞台は圧巻。
廊下からは花田苑が一望
大広間と和室の廊下は花田苑の池が眼前に広がる特等席。
羽衣の松
能楽堂の見学を終えて外に出る。門を出た右手に松の木が見える。「この松は(静岡県の)三保の松原にある『羽衣の松』の松笠から発芽した苗木を育てて、平成2年(1990年)8月に、こしがや能楽堂に寄贈されたものです」と、ガイドさんが教えてくれた。
移動|花田苑へ
10時。次の見学先、花田苑へと向かう。