2021年2月6日・土曜日。越谷市立総合体育館メインアリーナで行なわれたバスケットボールB2リーグ公式戦、越谷アルファーズと福島ファイヤーボンズの試合を初観戦した。試合結果は 98対94 。激戦を制した越谷アルファーズの勝利。試合内容もさることながらアルファーズ専属チアリーダーのアルファ・ビーナスの華麗なパフォーマンスに魅了された。
越谷市立総合体育館前
「須藤さん、越谷市民なんだから、一度は越谷アルファーズの試合を観戦しないとダメですよ。来週、アルファーズの試合があるのでチケット取っておきますからいっしょに行きましょう」と、越谷アルファーズ公式ファンクラブにも入っている知人に声をかけられ、渋々承知し、試合会場の越谷市立総合体育館に自転車で向かった。
義理で見に来たはずが…
試合開始は午後3時。知人とは午後2時に体育館前で待ち合わせ。1時50分に着くと、えんじ色の越谷アルファーズのオリジナルTシャツを着た知人が、出迎えてくれた。「1時間前に会場に入ると、選手の練習とか、チアのパフォーマンスとかもあって、楽しいですよ」と、さりげなく知人が言った。
「えっ? チア? チアってもしかしてチアリーダー? きれいなおねえさんたちが弾けるような笑顔で会場を盛り上げてくれるあのチア?」と、さっきまで渋々モード全開だったボクは、知人の「チア」のひとことで、義理で見に来たはすが、一気に、やる気満々、応援全開モードになった。
あらかじめチケットを取ってくれていた知人からチケットを渡され、入り口前で、新型コロナウイルス感染症予防対策のため入場者全員に徹底されている手の消毒と荷物検査と検温をすませ、マスクを着用、持参した上履きに履き替え、階段をのぼり、2階の観客席へと向かった。
試合前|コートではチアが練習中
2階の観客席からコート内に目をやると、ナント、チアが練習をしているではないか!またまたボクの応援モードに火が付いた。「越谷アルファーズの専属チアリーダーは『アルファ・ビーナス』っていうんですよ」と、知人が教えてくれた。アルファ・ビーナスか、いい響きだ。コスチュームも素敵。チアと同じコスチュームは売ってないのかと知人にたずねたら「売ってません」とのこと。残念。チアと同じコスチュームを着て応援したかった(笑)
6人のチアのほかに仮面ライダーみたいなのが一人いる。あれは何かと知人にたずねたところ、アルファマンという公式マスコットキャラクターとのこと。バク転が得意でチアといっしょに会場を盛り上げてくれるらしい。
試合前|チーム練習
ほどなくして、本日対戦する越谷アルファーズと福島ファイヤーボンズの練習が始まった。こうして間近で見ると両チームとも外国人選手はデカい。身長2メートルほどの選手も何人かいる。
選手たちはなごやかな雰囲気
アルファーズの選手たちはなごやか。リラックスしている。スーツ姿の男性は監督のようだ。バスケットボールの監督はジャージ姿ではなくスーツ姿というのがカッコイイ。きっと緻密な作戦を練るんだろうな。知的な感じがする。
1階自由席に移動
「今日は、1階の自由席を取っておきました」と、知人と1階の観客席に向かった。席はアルファーズベンチの対面側。コートサイド指定席のうしろだ。正面にゴールネットが見える。なかなかいい席だ。自由席といってもコートは目と鼻の先。ボクの前方、コートサイド指定席に、バカでかい望遠レンズ付きの一眼レフで選手たちの動きを撮っている女性がいる。
隣に座った知人が「コートサイド指定席には、お目当ての男子選手を撮る女性と、チアの女性たちを撮る男性ファンが多い」と教えてくれた。ナルホド。ボクの前方に座っている女性は91番のユニフォームを着ているので、91番の選手のファンのようだ。入場時にもらったパンフレットを見ると越谷アルファーズの91番は落合智也選手。キャッチコピーは「無敵のタフガイ」。なかなかのイケメンだ。
チアといっしょに応援練習
と、目の前に、アルファ・ビーナスたちがやってきた。これから応援のやり方を観客と打ち合わせるようだ。ボクの目の前に立ったチアは、AYAKA(あやか)さん。名前は知人が教えてくれた。笑顔がこれまた素敵。ボクに微笑んでくれた(ような気がした)。AYAKA(あやか)さんのためなら手拍子でも万歳でもどんなことでも力の限り応援させていただきます、と、そんな気持ちになった。
応援ムードを盛り上げるアルファ・ビーナス
試合開始間近。コート中央では、アルファ・ビーナスたちが、応援ムードを盛り上げる。さきぼと AYAKA(あやか)さんから応援の手ほどきを受けたボクは、力一杯拍手をしたため試合前早々に手のひらが痛くなった。
試合開始直前
両チームの選手たちがベンチ前で円陣を組んで気合いを入れる。円陣の外には仮面ライダー、じゃなくて、アルファマンの姿が。
試合開始
両チーム、スタートメンバーが発表され、午後3時、越谷アルファーズと福島ファイヤーボンズの試合が始まった。試合は4クオター制。クオーターは各10分。
「越谷アルファーズは出足が悪いんですよね。第1クオーターで10点差以上つけられてしまうと、そのままズルズルといってしまうパターンになるので、まずは、第1クオーターで10点差以内に抑えられるかどうかですね」と、知人が解説してくれた。
第1クオーター終了
知人の言うとおり、越谷アルファーズのリズムが悪い。一時は、16対6 と10点差を付けられた。知人の言う負けパターンの試合運びか。と思いきや最後に追い上げて、第1クオーターは 25対25 のイーブンで終えた。
AYAKA(あやか)さん登場!
第1クオーターと第2クオーターの間は2分間の休みが入る。ここで、チアのアルファ・ビーナスが登場。観客と一体になって会場を盛り上げる。AYAKA(あやか)さんのパフォーマンスに合わせ力一杯拍手をし続けたので、ボクの手のひらはますます腫れた(笑)
第2クオーター
第2クオーターは、越谷アルファーズがリズムに乗ったようで、スリーポイントシュートも随所で決まり、51対43 で終えた。
プレーも迫力満点
バスケットボールの公式リーグ戦を見るのは初めてだが、間近で見るプレーは迫力がある。身長2メートル8センチの巨漢・アルファーズ5番のアイザック・バッツ選手のゴール下のプレーは見応えがあった。
インターバルタイム
第2クオーターが終わったところで20分間のインターバルタイム。スポンサー紹介のあと、抽選会が行なわれ、村田翔選手(30番)のサイン入り色紙が、当選者に渡された。村田翔選手のサイン入り色紙を手にしたのは、小学生の(低学年と思われる)女の子。お母さんともども越谷アルファーズの前身である大塚商会アルファーズからのファンらしい。なかなかいい光景だ。
アルファ・ビーナスの演舞
続いてアルファ・ビーナスのメンバー紹介。ビーナスは6人。HAZUKI(はずき)・ERIN(えりん)・CHIKA(ちか)・KANA(かな)・ARISA(通称あーりー)・AYAKA(あやか)さん。ハーフタイムの最後を飾る華麗なパフォーマンスが披露された。アルファ・ビーナスの存在を知っていたら、もっと前から越谷アルファーズの試合を見に来たのになぁ……。
第3クオーター
第3クオーターも越谷アルファーズは安定したプレーで、73対62 で終えた。
得点を重ねたチャールズ・ヒンクル選手
第3クオーターでは、24番のチャールズ・ヒンクル選手(197センチ)が、スリーポイントシュートやフリースローを着実に決めて得点を重ねた。上の写真はフリースローを行なうチャールズ・ヒンクル選手。チャールズ・ヒンクル選手の身体能力はずば抜けて高い。プレーの姿も美しい。個人的には今日の試合でいちばん印象に残った選手だ。
最終クオーター
第4(最終)クオーター開始。73対62 と、点差も11点あるから今日は余裕で越谷アルファーズの勝利だな、と思っていたら、あれよあれよというまに同点に追いつかれ、さらにフリースローを決められて、1点差ながらひっくり返された。
越谷アルファーズ接戦を制す
残り時間はあと2分40秒。これはマズいな、という展開になったところで、33番のクレイグ・ブラキンズ選手(2メートル8センチ)が、立て続けに 3ゴールを決めて、再逆転。24番のチャールズ・ヒンクル選手や5番のアイザック・バッツ選手らがフリースローも決めていき、98対94 で、福島ファイヤーボンズを振り切った。
試合終了後セレモニー
試合後、コート中央で、越谷アルファーズの監督をはじめコーチ、選手が一同に介して、会場の声援に応えた。
クレイグ・ブラキンズ選手へインタビュー
第4クオーター再逆転の原動力となった33番のクレイグ・ブラキンズ選手が、インタビューに応じた。
選手退場
最後に監督・コーチ・選手全員がコートを一周、応援に来た観客たちに手を振って感謝の気持ちを伝えた。
チア退場
続いてアルファ・ビーナスのメンバーたちが笑顔で手を振って観客に別れを告げた。時間は午後5時。なかなか楽しい時間だった。アルファ・ビーナスに逢えるんだったら越谷アルファーズの試合はまた見に行ってもいいな、と思った。
安心して観戦できたのも主催関係者のおかげ
埼玉県の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下での開催だったために、観客数の人数制限や応援規制などのもとに行なわれたが、越谷アルファーズと福島ファイヤーボンズの熱戦とチアのパフォーマンスなどもあって会場はおおいに盛り上がった。新型コロナウイルス過の中、こうして安全に試合を観戦できたこと、関係者各位の尽力に敬意を示すとともに心からお礼申しあげたい。
越谷アルファーズ公式サイト
バスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」のB2リーグに加盟している越谷アルファーズのオフィシャルホームページです。