店主が一杯一杯ていねいに淹れるハンドドリップコーヒーで至福のコーヒータイムが過ごせる越谷のお気に入りの店を三軒紹介する。
至福に包まれる店

- 珈家
- Hitiwa
- 陽の香珈琲
店の個性は三者三様だが「居心地のよさ」は同一。店主の思いが込められた香り高いコーヒーを飲みながら至福のひとときを過ごすことができる。
珈家

まずは、下間久里の自家焙煎珈琲店・珈家(かや)。2015年の開店当初、マスターの淹れた深煎りケニアAAコーヒーを飲んで感動。以来、通い続けている。
魂のハンドドリップ

マスターのコーヒーの淹れ方をひとことで言うなら「魂」のハンドドリップ。
右手にコーヒーポットを持ち、ドリッパーにお湯を注ぐ一挙手一投足は、まさに職人。
深煎りと中深煎りはガツンとパンチのある「苦み」がきわだち、中煎りと浅煎りは「秀でた香り」に仕上がる。
巧みの技

カウンター席で、マスターのコーヒーを淹れる姿を見続けること10年。コーヒーを淹れる匠の技をもつマスターは、越谷の重要無形文化財保持者に認定したい。
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越谷市下間久里の自家焙煎珈琲店・珈家(かや)。2015年3月の開店以来、通い続けている自称・筆頭常連客のボクが、コーヒーの選び方をはじめ人気のランチメニューなど、珈家の魅力を余すところなくご紹介。それではみなさんを珈家にお連れいたします。
Hitiwa

二軒目は、北越谷駅西口の Cafe & bar Hitiwa(ヒチワ)。コーヒー専門の喫茶店ではないが、ボクは、由美子ママの淹れるコーヒーが無性に飲みたくなるときがあり、そんなときは、ランチタイムにおじゃまして、カウンター席に座る。
愛のハンドドリップ

由美子ママのコーヒーの淹れ方をひとことで言うなら「愛」のハンドドリップだ。
一杯一杯、笑顔でハンドドリップする由美子ママの姿からは後光(ごこう)がさして見える。カウンター席越しに、その姿を見るだけでも心がなごむ。
会う人みんなを笑顔にしてくれる由美子ママ。周囲を明るく照らす「北越谷の天照大神(アマテラスオオミカミ)」と命名したい。
おすすめはハワイコナ

ヒチワでコーヒーをいただくなら、ハワイコナコーヒーがおすすめだ。極上のコーヒータイムが楽しめる。
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北越谷西口の cafe & bar Hitiwa(ヒチワ)で昼食。ポークステーキをダブルでいただいた。前からずっと食べたかったランチメニューで、うまいのなんのって。これはもう大人のお子さまランチだっ!
陽の香珈琲

三軒目は、越谷市大沢一丁目・旧日光街道沿いにある自家焙煎 陽の香珈琲(ひのかコーヒー)。店主は前述の珈家のマスターと修行仲間の間柄で、自分の理想の味を追求し続ける研究熱心さは人一倍。
焙煎機は、店主の師匠でもあるカフェ・パッハ(東京都台東区)の田口護(たぐちまもる)氏が監修したマイスター(Meister)。日本が世界に誇るコーヒー焙煎機だ。
真心のハンドドリップ

陽の香珈琲の店主のコーヒーの淹れ方をひとことで言うなら「真心」(まごころ)のハンドドリップ。一杯一杯、ていねいにコーヒーを淹れる姿から、店主の「まごころ」が伝わってくる。
店主の淹れるコーヒーは、ひとくちめの「まろっとした風味」が特徴。この「まろっとした」口あたりがなんとも心地よい。
大沢の天照小神

コーヒーだけではなく、客ひとりひとりにもまごころをこめて接客をする店主。
北越谷には天照大神(アマテラスオオミカミ=ヒチワの由美子ママ)がいるので、陽の香珈琲の店主は「大沢の天照小神(アマテラスコミカミ)」と命名したい。
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旧日光街道大沢宿。江戸時代、越ヶ谷宿の合い宿として栄えた宿場町だ。2025年7月3日、越谷市大沢の旧日光街道沿いに、二階建て築100年の一階を改装した自家焙煎珈琲店・陽の香珈琲(ひのかコーヒー)が開店した。
後記

珈家・ヒチワ(Hitiwa)・陽の香珈琲……。どの店も上質な時間が過ごせる。店主もあたたかく迎えてくれる。けっきょくは、ボクは「店主の人柄」に惚れているのだ。
明日は、どの店主に会いに行こうかナ。








