2025年1月15日。日本石仏協会主催の「2025年度 石仏写真展」を見に行ってきた。会場は東京都千代田区にあるJCIIクラブ25。ボクも写真を出展。会場では全国各地の石仏写真が楽しめた。
2025年度 石仏写真展 石仏の魅力
ボクが在籍している日本石仏協会では、毎年、1月に「石仏の魅力」と題して石仏写真展を開いている。今年(2025年)は、1月15日・水曜日から19日・日曜日の五日間。会場は日本カメラ博物館の地下1階にあるJCIIクラブ25。
会場に到着
最寄駅の東京メトロ半蔵門線・半蔵門駅で下車。4番出口から会場へ向かった。半蔵門駅から歩くこと 1分。会場の日本カメラ博物館に到着。写真展が行なわれている地下1階へ
写真展の様子
受付で「出店者・作品リスト」をいただき、展示会場に入った。今年は、北は青森県から南は大分県、はたまたカンボジアまで、日本石仏協会の会員29人が、日本各地で撮った写真80点のほか、水彩点描画2点が展示されていた。
点描画・カンボジア遺跡
六地蔵・庚申塔・地蔵菩薩
作品には著作権があるので個別の作品の撮影および出展者名などは控えた。
長島誠さんの作品
毎年、ボクが楽しみにしているのは、日本石仏協会写真担当の長島誠さんが、その年の干支の石造物を撮影した写真。今年は巳年なので、蛇像の写真五点が展示されていた。
会場で、長島さんとお目にかかれたので、話をすることもできた。
宇賀神像
この写真は、長島さんが撮影した、京都府宇治市にある三室戸寺(みむろとじ)の蛇像(宇賀神像)。この写真は、今年の石仏写真展のメイン写真にも使われている。
上の写真二枚は、撮影者である長島さんの許可を得て掲載させていただいた。
用松節子さんの作品
会場で受付をやっていた用松(もちまつ)節子さんと話をする機会も得た。用松さんの作品四点(大分県国東市の石仏風景)を鑑賞しながら撮影したときの様子などもうかがうことができた。
忘れられた庚申塔
この写真は「竹林の奥に佇む忘れられた庚申塔」と題する用松さんの写真。なんとも味わい深い写真だ。
上の写真二枚は、撮影者である用松さんの許可を得て掲載させていただいた。
ボクの作品
ボクも作品を出展した。題名は「抱かれ地蔵」。埼玉県川口市安行領家(あんぎょうりょうけ)にある曹洞宗の寺院・興禅院(こうぜんいん)の抱かれ地蔵の写真を撮った。
スダジイの大樹の根元に包みこまれている小さなお地蔵様です。
過去の出展作品
日本石仏協会主催の石仏写真展には、5年連続、5回出展している。
2024年
4回目。2024年は、茨城県坂東市のある國王神社(こくおうじんじゃ)の青面金剛像庚申塔を出展した。
2023年
3回目。2023年は、地元・越谷市登戸町(のぼりとちょう)にある浄土宗の寺院・報土院(ほうどいん)にいらっしゃるゆかいな5人の羅漢さんの写真を出展。
2022年
2回目。2022年は、生まれ故郷・東京都調布市、深大寺の角大師(つのだいし)の写真を出展。
2021年
はじめて出展したのは2021年。「天空の光を浴びて」という題で、埼玉県川口市安行領家にある興禅院(こうぜんいん)の如意輪観音像の写真を出展した。
感想
どの作品も撮影者が真摯(しんし)に石仏に向き合っていて、撮影者の石仏に寄せる思いが写真を通じて伝わってきた。構図もたいへん勉強になった。
ボクの場合は、iPhone13pro で、パシャパシャ撮って、その中からよさそうな写真を選ぶ、というある意味、いい加減というか、行き当たりばったりというか、出たとこ勝負みたいな撮り方をしている。
そのせいか、他の作品に比べると「石仏に向き合う心」が欠けているように感じた。なので、来年は「石仏に向き合う心」を肝に据えて、大作を出展しようと思う(無理か)
関連情報|日本石仏協会
今回の写真展を主催している日本石仏協会は1977年に設立した石仏の研究・石造文化財の保護・愛好者の交流を目的とした全国組織で、機関誌『日本の石仏』の発行をはじめ石仏見学会や公開講座などのイベントも行なっている。
浜鮨でランチ
石仏写真展の見学を終え、日本カメラ博物館(JCIIクラブ25)を出たのが、午前11時40分。せっかく都内まで出てきたんだから、どこかで昼食を食べ食べて帰ろうかな、と思ってお店を探して歩いていたら 、「一番町 浜鮨」という看板に目が止まった。よさげなお店だ。
のれんをくぐる
入口前の椅子にランチメニューが立てかけられている。特製にぎり・1.5人前にぎり・スタミナ丼・バラちらし・ちらし大盛・1人前にぎり・ちらし……。ランチメニューとあって、どれもお手頃価格になっている。のれんをくぐる。
カウンター席に座る
先客が一人いたが、食べ終わったところで、会計をしていた。時間は午前11時45分。お茶が運ばれてきた。カウンターの向こうでは、寡黙そうな大将が出迎えてくれた。せっかくなので特製にぎりをいただくことにした。
特製にぎり
目の前で大将が手際よく寿司を握っていく。あれよあれよというまにできあがった。味噌汁も付いてきた。味噌汁の具はしじみ。うまそうだ。それよりすし。いろどりもいい。さっそくいただきますか。
全部で9品
特製にぎりは全部で9品。玉子焼き・エビ・ホタテ・イクラ・イカ・マグロ(赤身と中トロ)・タイ・ねぎトロ巻き……。中でも中トロがうまかった。食べた瞬間、口の中でとろけた。
時計を見ると12時5分。カウンター席、座敷ともに満席になっていた。さらに二組入ってきたが「もうしわけありません、ただ今満席で……」と言われ、残念そうに出ていった。浜鮨は人気店らしい。
12時15分、おあいそをすませ、浜鮨をあとにした。
後記
今年(2025年)の石仏写真展~石仏の魅力~(日本石仏協会主催)もよかった。浜鮨の特製にぎりもうまかった。来年も石仏写真展を見学したあとは、浜鮨でランチをいただこう。写真展会場の日本カメラ博物館からも歩いて 2分ほどだし。