春
5月
5月。葉桜の昔忘れてすずみけり(加賀千代女)
夏来たる
2025年5月7日。日差しがまぶしい。明るい黄緑色だった桜の若葉が、日増しに色濃くなってきた。
夏来たる 青葉若葉の 目に眩し
エゴの花
2025年5月7日。エゴノキの花が満開。甘い香りが周囲にただよっている。木漏れ日に光る白い花が、透きとおって見える。なんとも清楚で美しい。
風の音 静かに包む エゴの花
モンシロドクガ
2025年5月8日。桜の幹に派手な色彩の毛虫がいた。この毛虫はモンシロドクガの幼虫で、体は黄色。側面には黒に白が少々まじった斑点模様が連なっている。
体は針のような毛で覆われている。これは毒刺毛(どくしもう)といって、刺されると炎症を起こすので、さわるのは危険。
てんとう虫
2025年5月8日。白梅の枝にびっしりとへばりついたアブラムシをてんとう虫の幼虫と成虫が、せっせと食べていた。
それにしても今年はアブラムシが大量発生している。梅の木が心配だ。
河津桜のサクランボ
2023年5月11日。鮮やかな緑色の葉桜になった河津桜。よく見ると赤いサクランボが実っている。赤く熟した実は食べられるのかと思いきや、河津桜のサクランボは、食べても害はないが、甘みはなく、酸味が強すぎて、とても食べられたものではないという。
ビワの実
2024年5月22日。ビワの実が黄橙色(おうとうしょく)に色づいてきた。一見、甘そうにも見えるが、もいで食べるわけにもいかないので、そのまま素通りした。
枇杷の実の肉うすくして世をなげき(山口青邨)
梅の実
2023年5月26日。白梅の実がずいぶん大きくなってきた。形もいい。
子どものころ、母の実家の梅が実ると、母に連れられて、梅をもぎに行った。祖父といっしょに竹の棒で梅の枝を揺らして梅の実をもぎ落とすのが楽しかった。
今年は祖父の45回忌…。
実梅もぐ最も高き枝にのり(杉田久女)