大聖寺七福神めぐりツアー
みなさま、上をご覧くださいませ。
大聖寺の七福神
七福神が 3枚の額に納められ、全員そろっております。
向かって左から
- 恵比寿天(えびすてん)
- 大黒天(だいこくてん)
- 毘沙門天(びしゃもんてん)
- 弁財天(べんざいてん)
- 寿老人(じゅろうじん)
- 福禄寿(ふくろくじゅ)
- 布袋尊(ほていそん)
でございます。
それでは、七福神を順番にご紹介してまいりましょう。
恵比寿天・大黒天
左端の額にいらっしゃるお二人は、恵比寿(えびす)さまと大黒天(だいこくてん)です。
左側の赤い鯉をつかんでいるのが恵比寿さま。商売繁盛の神様です。右側の金色の打ち出の小槌(うちでのこづち)を持って、大きな袋をかついでいるのが大黒天。良縁招福をもたらす神様でございます。
ちなみに恵比寿さまは、七福神の中で、唯一、日本の神様でございます。
毘沙門天・弁財天・寿老人
真ん中の額には三人の神様がいらっしゃいます。
向かって左は、毘沙門天(びしゃもんてん)。魔除けの神様。真ん中にいらっしゃるのは、七福神の紅一点(こういってん)・弁財天(べんざいてん)。芸能財運の神様です。右にいらっしゃるのが寿老人(じゅろうじん)。健康長寿をもたらす神様でございます。
弁天池
大聖寺の境内には、弁財天をお祀りしている弁天池がございます。
福禄寿・布袋尊
続きまして、向かって右端の額には二人の神様がいらっしゃいます。
左側の頭が長く白いヒゲをはやしているのは福禄寿(ふくろくじゅ)。人徳(じんとく)を高めてくださいます。右側のにこやかなお顔をした大きなおなかの神様は、布袋(ほてい)さま。無病息災をもたらす神様でございます。
みなさま、七福神を見上げ続けて、お首は大丈夫でしたでしょうか。おつかれさまでございました。
本堂の七福神をあとに、これより布袋さまがいらっしゃる場所へと、ご案内させていただきます。
布袋さま
みなさま、左手をご覧くださいませ。
こちらにいらっしゃいます神様は、昭和63年(1988年)10月に、この場所に移設された布袋(ほてい)さまでございます。布袋さまからみなさまへごあいさつがあるとのことです。どうぞお聞きくださいませ。
今日はよくお詣りくださった。
お賽銭もはずんでくれたようで、たいへんありがたく思う。大聖寺の七福神を代表して、この布袋が、みなさんに、
- 商売繁盛
- 良縁招福
- 魔除け
- 芸能財運
- 健康長寿
- 人徳
- 無病息災
七福神全員のご利益(りやく)すべてを授けてしんぜよう。
七福不動明王御札
まず、この御札(おふだ)は、12年に一度、酉年(とりどし)に催される酉年御開帳(とりどしごかいちょう)の護摩供養で、特別に授与される七福不動明王御札(しちふく ふどうみょうおう おふだ)じゃ。
われわれ七福神の利益(りやく)と、大聖寺ご本尊の不動明王(ふどうみょうおう)の功徳(くどく)を一度に受けられるありがたいものじゃ。心して受けとるがよい。
七福神守り札
もうひとつ授けよう。七福神守り札(しちふくまもりふだ)じゃ。黄色と白の札に、われわれ七福神の名前と、それぞれの利益(りやく)が、金文字で書かれており、中央には大聖寺の本尊・不動明王の梵字が押されている。
守り札として携えていれば、われわれ七人と不動明王の利益(りやく)が得られる。これも心して受けとるがよい。
授与は寺務所で
さて、七福不動明王御札と七福神守り札は、わたしの横にある寺務所で授与してしんぜよう。
ただしお布施(おふせ)も必要だぞよ。ワッハッハッハッ……。
布袋さま、ありがとうございました。
おつかれさまでございました
さて、みなさま、大聖寺の七福神めぐり、いかがでしたでしょうか。
世間一般で催されております七福神めぐりは、半日がかりてございますが、大聖寺では、一度で七福神全員にお詣りできて、七人分のご利益まで同時に授けられてしまうという、忙しい現代人にはピッタリの七福神巡りとなっております。
大聖寺は七福神巡りの聖地になるかもしれません。
さて、これよりみなさまを虹だんごへご案内させていただきます。