大杉稲荷神社
続いて境内の風景を紹介する。
神社の前は畑地になっていて、畑と畑の間の小道をまっすぐ進んだ先、こんもりとした木立の中が、大杉稲荷神社。
新・幟枠石
鳥居の前に新旧・幟枠石(のぼりわくいし)が立っている。手前の大きい幟枠石のほうが新しいが、奉納年月日を示す銘は確認できなかった。
旧・幟枠石
奥(鳥居に近いほう)が旧・幟枠石。昭和41年(1966年)7月建立。「奉納」の銘と、奉納者の名前が刻まれている。新しい幟枠石もりっぱだが、古い幟枠石も趣がある。
鳥居
現在の石鳥居は昭和51年(1976年)に再建されたもの。鳥居の様式は台輪鳥居(だいわとりい)。紙垂(しで)をつけたしめ縄が張られている。社号額には「稲荷神社 香取神社」と併記されている。
昭和54年に撮影された鳥居
出典:越谷市デジタルアーカイブ(※6)
46年前、昭和54年(1979年)に撮影された、鳥居の写真(白黒)が、越谷市デジタルアーカイブに公開されているので転載した(上の写真)
鳥居のうしろには松の巨木があった。社叢は現在よりもうっそうとしている。
※6 出典:越谷市デジタルアーカイブ( 大杉香取神社と鳥居 )
石造物
石造物は庚申塔以外に三基ある。
鳥居奉納記念碑
鳥居奉納記念碑。昭和51年(1976)4月建碑。「鳥居奉納」の銘の下に、奉納者の名前が刻まれている。
石塔
隅丸型の石塔。年代不詳。人名などの文字が刻まれているが、風化が進んでいて、読み取ることはできないので、何の石塔かはわからない。
力石
力石(ちからいし)。銘は確認できない。台石の「村」の文字だけが読みとれるので、この石は、神社に奉納された力石と思われる。