2025年1月9日。越谷市下間久里の自家焙煎珈琲店・珈家(かや)で、初日を迎えた陶芸作家・卯狐(うこん)さんの作品販売会を見に行ってきた。
珈家の作品販売コーナー
珈家では、2か月ごとに入れ替わりで、作家さんの作品販売を行なっている。木工雑貨・ドライフラワー・皮製品・陶芸・ドッグウエア……。
作品販売コーナーは、女性客に人気で、気に入った作品があると、まとめ買いをするお客さんも多い。
陶芸作品販売|卯狐
今回は、陶芸作家・卯狐(ucon=うこん)さんの作品販売会。卯狐さんは、昨年の同時期に続いて、二回目の出展となる。
珈家の展示販売コーナーは、足踏みミシンの上と、ガラスコレクションケースの二箇所。まずは、足踏みミシンの上の作品から見ていく。
足踏みミシンの上
年代物の足踏みミシンの上にさまざまな作品が並べられている。
料理鉢・豆鉢
きはだ色の器は箸が置ける料理鉢。手前はホタテの豆皿。
伊羅保釉の丸皿
伊羅保釉(いらぼゆう)の丸皿。侘びたかんじが何ともいい。使うほどに味わいが増しそうだ。
黄氷裂貫入皿
こちらの黄色い丸皿は黄氷裂貫入(きひょうれつかんにゅう)皿。氷が割れたように見えることからこの名前が付けられている。
伊羅保皿と氷裂貫入皿は、どちらも豆皿を使ってセッティングすると、料理がより楽しくなりそうだ。
スープマグカップ
白化粧(しろげしょう)の雅(みやび)なスープマグカップ。スープだけではなく、チャイやカフェオレ用のカップにしてもいいかもしれない。
マシュマロ小皿
こちらはマシュマロ小皿。前菜をちょこんと載せたり、メインの肉を二切れ、三切れ載せたりすると、おしゃれな演出ができそうだ。
長皿
漆黒の長皿(ながざら)に、天色(あまいろ)の釉薬がひと筋、細流のようにかけられているオードブル長皿は、なかなか渋い。
織部豆皿
四隅が反り返った小さな角皿は、光沢のある緑色が特徴の織部(おりべ)豆皿。料理皿だけではなく、小物入れとしても使えそうだ。
ぐい呑みと片口
こちらは片口(かたくち)と、ぐい呑み。色合いもさることながら、持った感じも手に馴染むというか、しっくりくる。作り手の卯狐(うこん)さんは、お酒もかなりいけると見た。
ガラスコレクションケース
ガラスコレクションケースは、四段に仕切られていて、個性的な作品が展示されている。
まずはいちばん下、四段目。
いっちん模様の大皿
いちばん下の作品は、いっちん模様の大皿。この大皿いっぱいに握り寿司を並べて食べてみたい。四分の一は大トロで。
酒器
下から二段目は、酒器とぐい呑み。カラフルな色合いと、シックな色合い、どちらも味がある。
中央の四角い器も酒器で、片口(かたくち)。口縁(こうえん)を四角形にしたモダンな形状は、なんとも個性的。
白萩釉皿
不可思議なゆらぎの口縁(こうえん)が目をひく白萩釉(しらはぎゆう)の皿。下地の赤土と灰白色(かいはくしょく)とのコントラストが趣深い。
しっぽのカップ
最上段は、しっぽのカップ各種。シマウマ、キツネ、チーター、トラ、タコ、クジラ、リス、レッサーパンダ、カメレオン…。どれも斬新な造形。
2025年3月11日から15日、与野駅から徒歩4分のギャラリーカフェ・ラルゴの展示販売会に出展する作品なので、珈家では非売品になっている。
後記
珈家の女性スタッフが、「(卯狐〔うこん〕さんの作品は)手に取っちゃうと、どれもほしくなっちゃいますね」と言っていたが、ペットショップで、子犬を抱っこしちゃうと、もう手放せなくなっちゃうのと同じか。
コーヒータイム
卯狐(うこん)さんの陶芸作品をひととおり見たあとは、珈家のカウンター席で、コーヒータイム。今回は、マスターおすすめのインドネシア・スマトラ島産マンデリン・トバコというコーヒーをいただいた。
珈家|店舗情報
越谷市下間久里の自家焙煎珈琲店・珈家(かや)。2015年3月の開店以来、通い続けている自称・筆頭常連客のボクが、コーヒーの選び方をはじめ人気のランチメニューなど、珈家の魅力を余すところなくご紹介。それではみなさんを珈家にお連れいたします。